鮮やかな藍色をした銅の炭酸塩鉱物で、和名は藍銅鉱(らんどうこう)。マラカイト(孔雀石)と同じ成分から生まれ、しばしば一つの石の中で共存します。
この鉱物について
マラカイトと化学組成が近く、水分をより多く含むとマラカイトに変わります。古い標本で藍色の表面に緑がにじんでいるのは、長い時間をかけてマラカイト化が進んだ跡です。
中世ヨーロッパでは砕いて青の顔料に用いられました。ただし経年でマラカイト化して緑ずむため、古い絵画で空が緑がかって見えることがあります。日本画の岩絵具「群青」も同じ鉱物です。
濃い結晶が群がって育ったものや、マラカイトと縞状に共生した「アズロマラカイト」は標本として人気があります。
見分け方・選び方
結晶の艶と藍色の深さ、集合の形の面白さを見ます。表面が粉を吹いたように白っぽいものは劣化が始まっています。
樹脂で固めた粉末の再生品が流通します。手に取ったときの重みと、結晶面の有無を確認してください。
石に込められてきた意味
「天空の石」として語られ、直感や洞察を深め、考えを整理することを助ける石とされます。
眉間(第三の目)と結びつけられ、瞑想に用いる使い方が紹介されます。
ここで紹介している意味や効果は、各地で語り継がれてきた文化・伝承です。科学的に実証されたものではなく、医療行為の代替にもなりません。石を楽しむための背景としてお読みください。
お手入れと保管
- 硬度が低く非常に脆い。単独で、緩衝材に包んで保管する。
- 水・酸・熱・アンモニアに弱い。濡らさず、乾いた柔らかい筆やクロスで手入れする。
- 直射日光と高温で退色・変質する。暗所で保管する。
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基本データ
- 和名
- 藍銅鉱
- 英名
- Azurite
- 結晶系
- 単斜晶系
- 化学式
- Cu3(CO3)2(OH)2
- モース硬度
- 3.5〜4
- 色
- 青
- 主な産地
- モロッコ/ナミビア/アメリカ/オーストラリア





