トルマリン(電気石)の標本写真

TOURMALINE

トルマリン電気石

一本の結晶に虹を宿す石

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トルマリンの結晶

和名は電気石。ほぼすべての色がそろう鉱物グループで、一本の結晶のなかで色が変わることさえあります。

この鉱物について

トルマリンは単一の鉱物名ではなく、組成の異なる十数種類からなるグループの総称です。リチウムを含むエルバイト、鉄を含むショールなど、含まれる元素によって色と名前が変わります。

結晶の中心が赤、外側が緑になったものはウォーターメロン(西瓜)トルマリンと呼ばれ、輪切りにすると断面がそのまま西瓜の模様になります。成長の途中で溶液の成分が変わった記録です。

熱を加えたり圧力をかけたりすると両端が電気を帯びる焦電性・圧電性があり、これが電気石という和名の由来です。オランダの商人が炉端で灰を吸い寄せる現象に気づいたのが最初の記録とされます。

ブラジルのパライバ州で1980年代に発見された、銅を含むネオンブルーの石は「パライバトルマリン」と呼ばれ、宝石市場でも屈指の高価格で取引されます。

見分け方・選び方

同じトルマリンでも色によって価格が大きく異なります。産地と色名(ルベライト、インディゴライトなど)を確認してください。

柱面に走る縦の条線(ストライエーション)はトルマリンの特徴です。原石を選ぶときの見どころになります。

石に込められてきた意味

多彩な色から、そのときの自分に合う色を選ぶ石として語られてきました。心身の巡りを整える石とされます。

ブラックトルマリン(ショール)は魔除け・厄除けの石として、日本のパワーストーン文化でも定番です。

ここで紹介している意味や効果は、各地で語り継がれてきた文化・伝承です。科学的に実証されたものではなく、医療行為の代替にもなりません。石を楽しむための背景としてお読みください。

お手入れと保管

  • 内包物やひびの多い石は超音波洗浄を避ける。
  • 急な温度変化に弱い。熱湯や直射日光での加熱を避ける。
  • ぬるま湯と柔らかい布で拭く。

基本データ

和名
電気石
英名
Tourmaline
結晶系
三方晶系
化学式
Na(Li,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4
モース硬度
7〜7.5
多色
主な産地
ブラジル/ナイジェリア/モザンビーク/アメリカ
誕生石
10月
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