不透明で緻密な石英の集合体で、和名は碧玉(へきぎょく)。酸化鉄などの不純物を多く含むため色が濃く、赤・黄・褐・緑と産地ごとに多彩な表情を見せます。
この鉱物について
同じ潜晶質石英でも、半透明のものを玉髄(カルセドニー)、縞のあるものを瑪瑙(アゲート)、不透明で不純物の多いものをジャスパーと呼び分けます。境界はあいまいで、一つの石に瑪瑙とジャスパーが共存することもあります。
赤はヘマタイト、黄や褐色は針鉄鉱(ゲーサイト)による発色です。堆積した泥や火山灰にシリカがしみ込んで固まったもの、鉄分に富む熱水が作用したものなど、成因はさまざまです。
風景画のような模様が出るものはピクチャージャスパー、赤と緑がまだらのものはブラッドストーンなど、模様ごとに多くの呼び名があります。オーシャンジャスパーはマダガスカルの海岸でのみ採れます。
見分け方・選び方
模様のおもしろさと、艶よく磨けているか、ひび・欠けがないかを見ます。ひび部分に埋めた樹脂が光ることがあります。
「ジャスパー」を冠した商品名は非常に多く、染色されたものや、別の岩石を含むことがあります。産地と処理の有無を確認してください。
石に込められてきた意味
「大地の石」と呼ばれ、心身を安定させ、粘り強さを支える石として語られてきました。古代では印章の石としても使われました。
色ごとに意味が語られ、赤は活力、黄は自信、緑は調和と結びつけられます。
ここで紹介している意味や効果は、各地で語り継がれてきた文化・伝承です。科学的に実証されたものではなく、医療行為の代替にもなりません。石を楽しむための背景としてお読みください。
お手入れと保管
- 丈夫で扱いやすい。ぬるま湯と中性洗剤で洗える。
- 染色品は強い酸や長時間の直射日光で退色することがある。
- 急激な温度変化で割れることがあるため熱湯は避ける。
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基本データ
- 和名
- 碧玉
- 英名
- Jasper
- 結晶系
- 三方晶系(潜晶質石英)
- 化学式
- SiO2
- モース硬度
- 6.5〜7
- 色
- 赤
- 主な産地
- ブラジル/インド/アメリカ/南アフリカ





