玉髄(カルセドニー)の一種で、幾層もの色の縞模様をもつもの。和名は瑪瑙で、オニキスやカーネリアンなども広い意味で同じグループに含まれる。
この鉱物について
玄武岩の空洞に、シリカを含む地下水が繰り返し供給されることで、内壁から同心円状に層が積み重なってできる。1枚の縞は、当時の水質のわずかな違いを記録した年輪のようなもの。
ブラジル南部やウルグアイの玄武岩台地は世界的な産地で、直径数十センチのジオードがまるごと採れることもある。
縞が直線的に平行に並ぶものはレース・アゲート、風景のように見えるものはランドスケープ・アゲートと呼ばれ、模様の見え方によって多くの名称がつけられている。
もともと淡い色の石が多く、市場に出回る鮮やかな青や緑のアゲートの多くは染色処理を経たもの。
見分け方・選び方
縞の細かさと連続性、色の対比が見どころ。切断面をスライスした標本は、光にかざすと模様が際立つ。
均一で不自然に鮮やかな色は染色を疑う。天然の色幅は比較的落ち着いたものが多い。
石に込められてきた意味
古代メソポタミアから護符として珍重され、目の形の模様が入るものは邪視除けとされてきた。
心を安定させ、地に足をつける石として、日常的に身につけやすい石の代表格とされる。
「アゲート石」「メノウ石」と呼ばれることもあるが、いずれも同じ石を指す言い回しで、正式にはアゲート、和名は瑪瑙(めのう)。カタカナ名は輸入品やブレスレットで、和名は国内産地や勾玉など古典的な文脈で使われることが多い。表記の使い分けは鉱物名カタカナ表記ゆれ一覧で解説している。
ここで紹介している意味や効果は、各地で語り継がれてきた文化・伝承です。科学的に実証されたものではなく、医療行為の代替にもなりません。石を楽しむための背景としてお読みください。
お手入れと保管
- 硬度が高く扱いやすい。中性洗剤とぬるま湯で洗える。
- 染色品は色落ちすることがあるため、長時間の水没は避ける。
- 急激な温度変化に注意する。
関連する鉱物
基本データ
- 和名
- メノウ・瑪瑙
- 英名
- Agate
- 結晶系
- 三方晶系(潜晶質石英)
- 化学式
- SiO2
- モース硬度
- 6.5〜7
- 色
- 多色
- 主な産地
- ブラジル/ウルグアイ/インド/ボツワナ





