オニキス(縞瑪瑙)の標本写真

ONYX

オニキス縞瑪瑙

深い漆黒をまとう玉髄

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オニキスの結晶

玉髄(カルセドニー)の一種で、本来は白と黒の平行な縞をもつもの。日本では真っ黒に磨いた石をオニキスと呼ぶのが一般的で、和名は縞瑪瑙です。

この鉱物について

鉱物学的にはアゲート(瑪瑙)と同じ潜晶質の石英で、縞が同心円状のものをアゲート、直線的に平行なものをオニキスと区別します。赤褐色と白の縞のものはサードオニキスと呼ばれます。

市場で「ブラックオニキス」として流通するもののほとんどは、もともと灰色の玉髄を砂糖溶液に浸けてから硫酸で処理し、内部に炭素を沈着させて黒く染めたものです。この染色法は2000年以上前から知られています。

緻密で均質、硬度も高く彫刻に向くため、古代ローマではカメオ(浮き彫り)やインタリオ(沈み彫り)の素材として重んじられました。白と黒の層を彫り分けることで、地と figure を色で分けられます。

見分け方・選び方

黒一色のものは、艶と均質さ、欠けの有無を見ます。染色品であること自体は一般的で問題ありませんが、その前提で価格を判断します。

ガラスやプラスチックの模造品が混じることがあります。天然石は冷たく、傷がつきにくい点が簡易な手がかりです。

石に込められてきた意味

古代ギリシャでは「爪」を意味する名で呼ばれ、眠っている間に切られた女神ヴィーナスの爪が石になったという伝承があります。

意志を強くし、誘惑や邪気をはね返す守りの石として語られ、喪の宝飾にも用いられてきました。

ここで紹介している意味や効果は、各地で語り継がれてきた文化・伝承です。科学的に実証されたものではなく、医療行為の代替にもなりません。石を楽しむための背景としてお読みください。

お手入れと保管

  • 丈夫で扱いやすい。ぬるま湯と中性洗剤で洗える。
  • 染色品が多く、強い酸や長時間の直射日光は避ける。
  • 急激な温度変化で割れることがあるため熱湯は避ける。

基本データ

和名
縞瑪瑙
英名
Onyx
結晶系
三方晶系(潜晶質石英)
化学式
SiO2
モース硬度
6.5〜7
主な産地
ブラジル/インド/ウルグアイ/ドイツ
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