黄金と褐色の縞に、一条の光の筋が浮かぶ石。和名は虎目石で、繊維状鉱物クロシドライトが石英に置き換わってできる。
この鉱物について
元は青石綿(クロシドライト、青色の角閃石)の繊維状結晶で、地中で石英成分に置き換わる過程を経て生まれる。繊維の構造がそのまま保存されるため、磨くと繊維に沿って光の筋が浮かぶキャッツアイ効果(シャトヤンシー)が現れる。
置き換えが不完全で青い繊維が一部残ったものはホークスアイ(鷹目石)と呼ばれ、タイガーアイの青いバリエーションとして扱われる。
加熱すると赤褐色に変化する性質があり、市場に出回る赤いタイガーアイの多くは加熱処理によるもの。
見分け方・選び方
カボションに磨いた面の中央を、光の筋がまっすぐ一本通っているものが上質とされる。筋がぼやけたり分裂しているものは繊維の乱れによる。
天然の黄金色か、加熱による赤褐色かで印象が変わる。加熱品自体は一般的な処理で、悪いものではない。
石に込められてきた意味
古代エジプトでは神の目を象徴する石として、魔除けの護符に用いられたと伝えられる。
決断力と行動力を後押しする石として語られ、お守りとして持ち歩く人が多い。
ここで紹介している意味や効果は、各地で語り継がれてきた文化・伝承です。科学的に実証されたものではなく、医療行為の代替にもなりません。石を楽しむための背景としてお読みください。
お手入れと保管
- 硬度は高く扱いやすいが、繊維構造に沿った衝撃には弱い。
- ぬるま湯と柔らかい布で洗う。中性洗剤も使用可。
- 直射日光を長時間当てると色が変化することがある。
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基本データ
- 和名
- 虎目石
- 英名
- Tiger's Eye
- 結晶系
- 三方晶系(石英仮晶)
- 化学式
- SiO2
- モース硬度
- 7
- 色
- 黄
- 主な産地
- 南アフリカ/オーストラリア/インド/ブラジル





