モルガナイト(桃色緑柱石)の標本写真

MORGANITE

モルガナイト桃色緑柱石

やわらかな桃色をたたえる石

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モルガナイトの結晶

エメラルドやアクアマリンと同じベリル(緑柱石)の仲間で、マンガンによって桃色からサーモンピンクを示すもの。宝石学者の名にちなんでモルガナイトと呼ばれます。

この鉱物について

桃色の原因は結晶中に微量に含まれるマンガンです。同じベリルでも、クロムやバナジウムが入れば緑のエメラルド、鉄なら水色のアクアマリンになり、含まれる元素の違いがそのまま色の違いとして現れます。

1910年にマダガスカルで発見され、宝石商ティファニーの鑑定士ジョージ・クンツが、収集家であり顧客でもあった銀行家J.P.モルガンの名を与えました。クンツァイトと同じ人物による命名です。

産出したままの原石はオレンジみや黄みを帯びることが多く、市場に出回るものの多くは加熱によって黄みを除き、澄んだ桃色を引き出す処理を受けています。この処理は安定しており、退色の心配はほとんどありません。

見分け方・選び方

淡い色の石なので、灰色みや濁りがなく、透明感のあるものを選びます。大粒になるほど色が濃く見えるため、小粒で色を求めると価格が上がります。

ベリルの仲間としては内包物が少なく澄んだ結晶が得られやすい石です。ひび(クラック)が表面に達しているものは、加工や日常使用で欠けやすくなります。

石に込められてきた意味

穏やかな愛情や思いやりを象徴する石として語られ、ローズクォーツやクンツァイトと並んで「心をひらく石」として紹介されます。

対立していた気持ちを和らげ、素直な対話を後押しする石とされ、贈り物にも選ばれます。

ここで紹介している意味や効果は、各地で語り継がれてきた文化・伝承です。科学的に実証されたものではなく、医療行為の代替にもなりません。石を楽しむための背景としてお読みください。

お手入れと保管

  • ぬるま湯と中性洗剤で洗い、柔らかい布で水気を取る。
  • 劈開があり、強い衝撃で欠けることがある。ぶつけやすい指輪での常用は注意する。
  • 加熱処理された石が多く、高温にさらすと色が変わることがあるため、直射日光下の長時間放置を避ける。

基本データ

和名
桃色緑柱石
英名
Morganite
結晶系
六方晶系
化学式
Be3Al2Si6O18
モース硬度
7.5〜8
ピンク
主な産地
ブラジル/マダガスカル/アメリカ/アフガニスタン
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