黄色からオレンジ色をおびた石英で、和名は黄水晶。名はフランス語の citron(レモン)に由来します。
この鉱物について
色の原因は結晶中の微量な鉄イオンです。天然の産出は多くなく、市場に出回るシトリンの大半はアメジストを400〜500℃で加熱して色を変えたものです。
加熱によるものは色が均一で赤みの強いオレンジになりやすく、天然のものは淡いレモン色から蜂蜜色で、色ムラを伴うことが多い傾向があります。
ボリビアのアナイ鉱山では、紫と黄が一つの結晶の中で帯状に共存するアメトリンを産出します。同じ結晶内で成長条件が変わった証拠です。
見分け方・選び方
天然か加熱かは価格に影響します。均一で濃いオレンジ、根元だけ白いといった特徴は加熱処理のサインとされます。
観賞用としては、色の帯や内部のファントム(成長線)が見える標本も魅力があります。
石に込められてきた意味
太陽の光を封じ込めたような色から、繁栄と豊かさを象徴する石とされ、商売繁盛の願いと結びつけられてきました。
気持ちを明るく切り替える石として語られ、贈り物にも選ばれます。
ここで紹介している意味や効果は、各地で語り継がれてきた文化・伝承です。科学的に実証されたものではなく、医療行為の代替にもなりません。石を楽しむための背景としてお読みください。
お手入れと保管
- 直射日光と高温を避ける(色が変化することがある)。
- ぬるま湯で洗い、柔らかい布で拭く。
- 急激な温度変化に注意する。
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基本データ
- 和名
- 黄水晶
- 英名
- Citrine
- 結晶系
- 三方晶系
- 化学式
- SiO2
- モース硬度
- 7
- 色
- 黄
- 主な産地
- ブラジル/ボリビア/マダガスカル
- 誕生石
- 11月





