銅を含む青緑色の鉱物で、和名は珪孔雀石(けいくじゃくせき)。単独では非常にやわらかく崩れやすいため、石英と混ざって固くなったものが宝飾に使われます。
この鉱物について
銅鉱床の酸化帯にできる二次鉱物で、マラカイトやアズライトと同じ場所に伴って産します。含水量が一定せず、化学式や物性が幅を持つ、つかみどころのない鉱物です。
石英や玉髄がしみ込んで硬くなったものは「ジェムシリカ」などと呼ばれ、硬度が上がって研磨に耐えます。青が濃く半透明なものは高く評価されます。
ターコイズやアズライト、マラカイトと混ざり合った石は「エイラットストーン」と呼ばれ、イスラエル南部のかつての銅山にちなむ名で知られます。
見分け方・選び方
発色の鮮やかさと、石英分を含んで割れにくいかどうかを見ます。純粋なクリソコラは爪で傷がつくほどやわらかく、装身具には向きません。
樹脂を含浸させて強度と艶を補ったものが多く流通します。処理の有無を確認してください。
石に込められてきた意味
「癒しと平和の石」として語られ、感情の高ぶりを鎮め、落ち着いて表現することを助ける石とされます。
大地とのつながりを象徴する石として紹介されることもあります。
ここで紹介している意味や効果は、各地で語り継がれてきた文化・伝承です。科学的に実証されたものではなく、医療行為の代替にもなりません。石を楽しむための背景としてお読みください。
お手入れと保管
- 水に弱く、長時間の水没で変質する。濡らさず乾いた布で拭く。
- やわらかく傷つきやすい。超音波洗浄は不可。単独で保管する。
- 汗・化粧品・熱で変色することがある。
関連する鉱物
基本データ
- 和名
- 珪孔雀石
- 英名
- Chrysocolla
- 結晶系
- 潜晶質〜非晶質
- 化学式
- (Cu,Al)2H2Si2O5(OH)4·nH2O
- モース硬度
- 2〜4
- 色
- 青
- 主な産地
- アメリカ/ペルー/コンゴ民主共和国/イスラエル





