深い赤で知られる石ですが、実際には共通の結晶構造をもつ鉱物グループの総称で、緑やオレンジのものも存在します。
この鉱物について
和名の柘榴石は、母岩に埋まった赤い結晶の粒がザクロの実に似ていることから名づけられました。
アルマンディン(赤〜赤紫)、パイロープ(血赤)、スペサルティン(オレンジ)、グロッシュラー(緑・黄)、アンドラダイト(緑・黒)など、化学組成の違いで多数の種に分かれます。緑のツァボライトやデマントイドは特に希少です。
硬く角ばって砕ける性質から、古くは研磨材として工業利用されてきました。現在もサンドペーパーやウォータージェット切断に使われています。
菱形十二面体という、12枚のひし形の面をもつ美しい結晶形をとることが多く、結晶標本としての人気も高い石です。
見分け方・選び方
同じ「ガーネット」でも種によって価値が大きく異なります。名称の後半(アルマンディン、スペサルティンなど)まで確認してください。
透過光で見たときの色の深さと、内部の透明感が見どころです。
石に込められてきた意味
旧約聖書のノアの箱舟を照らした石という伝承があり、暗闇を導く灯として語られます。
積み重ねた努力を実らせる石、変わらぬ友情を象徴する石として、1月の誕生石に選ばれています。
ここで紹介している意味や効果は、各地で語り継がれてきた文化・伝承です。科学的に実証されたものではなく、医療行為の代替にもなりません。石を楽しむための背景としてお読みください。
お手入れと保管
- ぬるま湯と中性洗剤で洗える。丈夫で扱いやすい。
- 急激な温度変化は避ける。
- 種類によっては内包物が多く、強い衝撃で割れることがある。
関連する鉱物
基本データ
- 和名
- 柘榴石
- 英名
- Garnet
- 結晶系
- 等軸晶系
- 化学式
- X3Y2(SiO4)3
- モース硬度
- 6.5〜7.5
- 色
- 赤
- 主な産地
- インド/マダガスカル/タンザニア/日本
- 誕生石
- 1月





