ラピスラズリ(瑠璃)の標本写真

LAPIS LAZULI

ラピスラズリ瑠璃

真実と知恵をもたらす石

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ラピスラズリの結晶

深い群青の岩石で、和名は瑠璃。単一の鉱物ではなく、ラズライトを主成分に方解石や黄鉄鉱が混ざった集合体です。

この鉱物について

金色に光る点は黄鉄鉱(パイライト)、白い筋は方解石(カルサイト)です。夜空に星を散らしたようなこの見た目が、古来から人を惹きつけてきました。

最上質とされるのはアフガニスタン北東部バダフシャン地方産で、6000年以上前から採掘が続く世界最古級の鉱山のひとつです。ツタンカーメンの黄金のマスクの青にも用いられました。

中世からルネサンス期のヨーロッパでは、この石を砕いて顔料ウルトラマリンがつくられました。金より高価とされ、聖母マリアの衣を描く色として特別に扱われた歴史があります。

見分け方・選び方

濃く均質な群青に、黄鉄鉱が控えめに散るものが上質とされます。白い方解石が広く入るものは価値が下がるとされますが、標本としては構成鉱物がよくわかる利点があります。

染色によって色を濃く見せた製品も流通します。綿棒にアセトンを含ませて目立たない場所を擦ると色移りで判別できることがあります。

石に込められてきた意味

古代メソポタミアやエジプトでは、天空を映す聖なる石として神々や王の装飾に用いられました。真実を見抜く石、幸運を呼ぶ石として語られます。

日本では仏教の七宝のひとつ「瑠璃」にあたるとされ、寺院の荘厳にも用いられてきました。

ここで紹介している意味や効果は、各地で語り継がれてきた文化・伝承です。科学的に実証されたものではなく、医療行為の代替にもなりません。石を楽しむための背景としてお読みください。

お手入れと保管

  • 硬度が低く傷つきやすい。他の石と分けて保管する。
  • 水・酸・熱に弱い。長時間の水没や超音波洗浄は避ける。
  • 汚れは乾いた柔らかい布で拭き取る。

基本データ

和名
瑠璃
英名
Lapis Lazuli
結晶系
等軸晶系(主成分ラズライト)
化学式
(Na,Ca)8(AlSiO4)6(SO4,S,Cl)2
モース硬度
5〜5.5
色
青
主な産地
アフガニスタン/チリ/ロシア
誕生石
12月
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