灰色の地味な石が、角度を変えた瞬間に青や金に燃え上がる。この閃光はラブラドレッセンスと呼ばれます。
この鉱物について
斜長石の仲間で、1770年にカナダのラブラドル半島で発見されたことが名の由来です。
閃光は色素によるものではなく、結晶内部で成分の異なる薄い層が積み重なった構造に光が干渉して生じる、いわば構造色です。シャボン玉や玉虫の翅が色づく原理と同じです。
フィンランド産のなかでも全面が虹色に輝くものはスペクトロライトと呼ばれ、特に珍重されます。
見分け方・選び方
照明の下で必ず角度を変えて確認してください。閃光は特定の方向でしか出ないため、研磨の向きが石の価値を左右します。
青の閃光がもっとも一般的で、金・緑・紫と色数が増えるほど希少です。
石に込められてきた意味
カナダ先住民の伝承では、オーロラが岩に閉じ込められたものとして語られてきました。
直感力を高める石、本来の自分を思い出させる石として語られます。
ここで紹介している意味や効果は、各地で語り継がれてきた文化・伝承です。科学的に実証されたものではなく、医療行為の代替にもなりません。石を楽しむための背景としてお読みください。
お手入れと保管
- へき開が明瞭で、特定方向の衝撃に弱い。落下に注意する。
- ぬるま湯で洗い、柔らかい布で拭く。超音波洗浄は避ける。
- 硬度は中程度のため、硬い石と一緒に保管しない。
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基本データ
- 和名
- 曹灰長石
- 英名
- Labradorite
- 結晶系
- 三斜晶系
- 化学式
- (Ca,Na)(Al,Si)4O8
- モース硬度
- 6〜6.5
- 色
- 多色
- 主な産地
- マダガスカル/フィンランド/カナダ





