灰簾石(ゾイサイト)のうち、青〜青紫を示す宝石質のもの。1967年にタンザニア北部のメレラニ地区でのみ発見され、産地名がそのまま石の名になりました。
この鉱物について
発色はバナジウムによります。地中で自然に加熱された石だけが青くなり、多くはくすんだ褐色や赤紫のまま産出します。市場に出るタンザナイトのほとんどは、500℃前後の加熱で青を引き出したものです。
強い多色性をもち、一つの結晶を回すと青・紫・赤褐色の三色が見えます。カットする向きによって仕上がりの色が大きく変わります。
商業名を与えたのはニューヨークの宝飾店ティファニーで、1968年のことでした。キリマンジャロの麓というごく限られた鉱区でしか採れず、遠からず枯渇するとも言われています。
見分け方・選び方
加熱が前提の石のため、処理の有無は価格にほとんど影響しません。濃く鮮やかな青紫で、灰色みの少ないものを選んでください。
大粒ほど色が濃く出ます。小粒で色が薄いものは評価が下がります。
石に込められてきた意味
発見から日が浅く伝承は乏しいものの、「新しい時代の石」「変化を受け入れる石」として語られます。
1990年代に12月の誕生石へ加えられた、比較的新しい誕生石です。
ここで紹介している意味や効果は、各地で語り継がれてきた文化・伝承です。科学的に実証されたものではなく、医療行為の代替にもなりません。石を楽しむための背景としてお読みください。
お手入れと保管
- 劈開があり、硬度も中程度で衝撃に弱い。指輪での常用は慎重に。
- 超音波洗浄・スチームは厳禁。ぬるま湯と柔らかい布で拭く。
- 急激な温度変化を避ける。
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基本データ
- 和名
- 灰簾石
- 英名
- Tanzanite
- 結晶系
- 斜方晶系
- 化学式
- Ca2Al3(SiO4)3(OH)
- モース硬度
- 6.5〜7
- 色
- 青
- 主な産地
- タンザニア
- 誕生石
- 12月





